交通事故被害で泣き寝入りしないための7つの鉄則:はじめに

はじめに

軽度脳外傷による高次脳機能障害に対する本来の診察手順

裁判所が、後遺障害の認定ついて重視しているのは、事故態様(受傷機転)と自賠責保険の後遺障害の等級認定です。従って、それらの証拠が必要かつ十分に揃っているときは、被害者は泣き寝入りすることなく、適正な賠償を得ることが出来ることになります。

ところが、今日の交通警察の事故捜査の実態、臨床の実態、自賠責保険の後遺障害等級の認定システム、裁判所の認定実務の傾向を見た場合、被害者が適正な賠償を得ることは容易ではありません。警察任せ、医師任せ、保険会社任せ、弁護士任せにしていたのでは、ほぼ確実に泣き寝入りを強いられるか、少なくとも納得のゆく賠償は得られないと考えられます。

そこで、被害者が適正な賠償を得るためには、どのような点に留意し、どのように自助努力して証拠を収集しておけばよいのか、について解説していきます。

1事故直後の鉄則 ~自身でする事後調査(警察任せにすると後悔します)~詳しく読む

鉄則
1
事故発生直後の現場検証を行う。
鉄則
2
現場の保存と写真撮影を行う。

2供述調書にサインする前に詳しく読む

鉄則
3
納得のいかない供述調書にはサインしない。場合によっては、警察の(再度の)実況見分の立会いを求める。

3後遺障害の立証の鉄則
~自身でする症状経過メモ(医師まかせにすると後悔します)~1詳しく読む

4作業療法士による局所脳損傷による認知障害の評価
~自身でする症状経過メモ(医師まかせにすると後悔します)~2詳しく読む

5 他覚所見を得る方法詳しく読む

鉄則
4
自分の症状経過を克明にメモしておく。
鉄則
5
そのメモを主治医に交付し、カルテに綴じてもらうなど医師との正確な意思疎通を図る。
鉄則
6
必要な検査をその都度主治医にしてもらうよう依頼する。

6被害者請求詳しく読む

鉄則
7
後遺障害の認定手続きは被害者請求でする。

7後遺障害認定の落とし穴 ~他覚所見と因果関係~詳しく読む

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事故直後の鉄則
~自身でする事後調査(警察任せにすると後悔します)~

交通事故被害で泣き寝入りしないための7つの鉄則
はじめに
  • 鉄則1
  • 鉄則2
事故直後の鉄則 ~自身でする事後調査
(警察任せにすると後悔します)~
  • 鉄則3
供述調書にサインする前に
  • 鉄則4
  • 鉄則5
  • 鉄則6
後遺障害の立証の鉄則 ~自身でする症状経過メモ
(医師まかせにすると後悔します)~1
  • 鉄則4
  • 鉄則5
  • 鉄則6
後遺障害の立証の鉄則 ~自身でする症状経過メモ
(医師まかせにすると後悔します)~2
  • 鉄則4
  • 鉄則5
  • 鉄則6
他覚所見を得る方法
  • 鉄則7
被害者請求
後遺障害認定の落とし穴 ~他覚所見と因果関係~